2015/11/15 (Sun) 野良集団のオッカサン的存在のシロコとカネリ

ワタシは起きたよ。猫給食後の昼寝は小一時間くらいよ。


みんな食休みしてからどこかへ行っちゃたのよ。


サビ猫のカネリはちょうど今来て眠ったところ。


この野良集団のオッカサン的存在は今やワタシとカネリ。　


庭の中にはクロちゃんとネランジューラとロレンチョーがいる。　


クロちゃんはカネリの数多いコドモのヒトリで良い子。　


ネランジューラは三毛猫リトーのムスメで、赤トラの養女。　


ロレンチョーは穏やかで、道行く人からオーナーと呼ばれている。
　　
　　

分かるヒトだけが読めばいい野良猫の家族構成。
白猫シロコとサビ猫カネリのコドモのときから知り合いである。
カネリの母猫ダナエというのだが、ダナエには双子の妹がいて、その妹は三毛猫マイラである。マイラの亭主猫がカペラキで、カペラキの姪がシロコである。シロコの母がエグリという。
カペラキとシロコの母ネフェリという三毛猫だった。

カペラキとマイラの間に、ユーリとテラちゃんという一つ違いの兄弟猫がいた。
マイラの双子の姉のダナエは美しい灰サビ猫で亭主が赤猫パエトンという。
カペラキがパエトンとダナエが大嫌いだったので、この夫婦の子供はことごとく排斥した。

カネリと赤トラはダナエとパエトンのコドモタチだった。
カペラキとマイラ夫婦とカペラキの妹の家族は同じ廃屋で暮らし、
パエトンとダナエ夫婦の家族は小さな庭のようなところで暮らしていた。

その時代は仔猫を産むことのできる猫ジョは決まっていたのである。
ほかの猫は捨猫なので、このチームに入れてもらって集団を形成したのである。

今や廃屋から全部出されて、猫たちはアクロポリスの北城壁下と古代アゴラの遺跡の中で住み暮らしている。
厳しい環境なので、仔猫を産んでも育たないし、避妊手術をされた猫は、術後の調子が悪くて命を落とすことがある。それほど厳しい状況なので、ボランティアの人には手術はしないようにお願いしている。ほかの場所はそのようにしたほうがいいのかもしれないが、ここは無理。そのようなことをしたら、猫の命が危ない。

それから、最近気がついたのだが、ここに住む野良集団は、猫男子は猫女子を追いかけたりしないし、中性化している。猫女子をかまいに来る猫は半分飼猫たちである。食べることや水を飲むことが難しい場所なのでそれどころじゃないのかもしれない。愛は探していられない。まずは食事と安眠できる場所が不可欠なのだ。

もう仔猫はここでは生まれない。厳しい野天なので、生まれても育たない。もしも仔猫がここにいたとしたら捨猫されたからである。