2009/01/10 (Sat) 猫で生まれて幸せなイノ

アレトゥサス通り　オドス・アレトゥサスΟΔΟΣ ΑΡΕΤΟΥΣΑΣ(Αρετούσας)
アレトゥサス通りの黄色の家には飼猫がたくさんいて、
そのうち数匹は屋根の上にいます。呼べば木をつたっておりてきます。
プス、プス、プス、、、といえば下りてきます。
今日は猫のイノが下りてきました。
イノ（Ινώ）というのはテーバイ王カドモスとハルモニア娘です。
（ハルモニアは父・軍神アレスと母・美神アフロディティの娘です。）
ボイオティア王のアタマスの後妻として入り、正妻の子供たちを巻き込んでの
お家騒動が起こります。
人間のときはすさまじい女性でしたが、いろいろ壮絶な人生を歩んで、
後に女神レフコシアと神々の中に列せられます。
船員たちを守る女神で、オデュセウスを助けたことがあります。
なので今は人間だったときよりも猫に生まれて幸せいっぱいのイノです。

プス、プス、プス、、、プス、プス、プス、、、

ちょっと待って、ちょっと待って、イノが上にいます。


つるにからまちゃった。どうしてくれんのよ、このツル太郎め！
　

イノ、獅子奮迅の末に、下りてまいりました。
　

腹の足しになるものちょうだいよ！速く、速く！


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